出産

病院に到着した後は、こんな事が起こってました。

到着

あっという間に時は経ち、病院に到着したのは既に10月17日の午前6時。妊娠39週間目の初日です。土曜の朝という事もあって、渋滞は全く無くササっと病院に来ることが出来ました。ありがたい事に、運転していた旦那も何気にいつもより飛ばしていた気がするw そんな事を考えつつ、幾度かの陣痛に耐えながらもやってきました!

朝早い事からいつもの入口は閉まっている為、ER(救急救命室)から。一度来ていたので段取りは分かっていました。ERに入るなり、受付の叔母様が親切にも車椅子は必要か聞いてきたのですが、何を思ったのか「歩ける」と断った私w いやいや半分旦那にもたれかかりながら歩いてるので、素直に受け取ればよかったものをw と、分娩室はそこまで遠くなかったので何とか歩き切った。これまた部屋に入るなり、状況を瞬時に把握したナースが3,4人駆け寄ってきて、一番近い分娩室へ案内してくれました。部屋へ向かう途中、ちゃちゃっとコロナに関しての質問を受ける。こんな状況でも決まり事らしい。だから『「今日」テスト受けてきたよ。』 と伝えておきました。なんで今日が強調されてるかって?陣痛の痛さと軽いパニック状態だったのか、私も旦那も会話の中で何度もナースに「今日」と伝えていたからですw 午前6時、もうすでに全ては昨日の出来事なのも忘れてw 感覚は数時間前の気分でした。何が言いたいかは勿論みんな分かってくれた様ですがw

部屋にはローブが用意されており、着替える様に指示される。こんな簡単なタスクに手こずる私。着替えの最中も陣痛の痛みで何度も一時休戦。時間をかけながら着替え終えるとただベッドに横になりナースが戻ってくるのを待つ。戻ってくるなり早速始まる質問タイムと、書類にサインを求められる。もちろん陣痛でもがいていた為、人の話を集中して聞くなんて事が出来るハズも無く、何の書類だったかなんか覚えてる訳がないw

スーパーヒーロー

出産担当の方の名前はアリソン。彼女は付きっ切りで出産最後まで面倒をみてくれました。そんな彼女が部屋に入ってくると、待ちに待っていた一言。「Epidural(硬膜外麻酔)はする予定?」「Yes, yes, and yes!!!!」もーそれ貰う為に病院に来たと言ってもいい程w そして今すぐ頂戴っっ!!!と、早速麻酔科医を呼ぶ様取り掛かってくれました。その間子宮の開き具合をチェックするね。と見てくれた所、みんなビックリ!すでに6-7cmも開いてましたw この結果がすぐに話題になった様で、入ってくる来るナースみんなが「あなたは強いね!」と褒め称えてくれる程w その時初めて気付いた、こんなに痛い思いしなくても、もっと早く病院に来て麻酔打てたんだ。とww レアらしいw

こんな話で盛り上がってる中、別のナースが私の手首に点滴を射し、血圧測定器は反対の腕に付けたままになりました。

硬膜外麻酔

チラッとオンラインで勉強しておいた硬膜外麻酔。脊髄に薬を投与し、下腹部腰部、要は下半身を麻痺させるもの。完全では無いので足の指は自由に動かせました。

多分そんなに待たずにして麻酔科医が部屋に来てくれました。痛さのあまり「まだか?!」と焦るばかりだったけどw 旦那は投与中カーテンの後ろに隠れている様指示されました。麻酔科医は手順をその場その場で説明しながらオペを行ってくれました。が、いいから早くしてと言わんばかりの陣痛が襲い掛かってくるw 

手順は確か、背中を綺麗にし、軽い麻酔で針が刺さる部分の痛みを取り除いてた気がする。脊髄に何かが入ってくる感覚は何とも言えない不思議さでした。痛みはそんな感じなかったけど、違和感満載。挿入中は枕を抱えて背中を動かさない様指示されました。オペは10分程で終わったんじゃないかな?一番痛かったのは出産が終わった後の取り外し時。テープで固定していたから、テープ剥がす時に一緒に毛が抜けるw これが一番痛かったw

この麻酔、追加の薬の量を自分で調整出来る様で、針挿入後はその操作方法を教えてもらいました。って結局一度も追加する必要無かったけど。その説明が終わる頃にはすでに足の感覚が鈍ってきてました。やっとゆっくり出来る。

楽な出産

麻酔が効いた後はとても楽。もう立ち上がってトイレに行く事が出来ないので、アリソンが尿道カテーテルと呼ばれるものを取り付けてくれました。聞いた感じ痛そうだけど、麻酔が効いていたせいか悪くなかったかも?これが終わった後は子宮が10cmまで開くのを待つのみ。麻酔中は血圧が下がる傾向があるらしく、赤ちゃんの心拍数・陣痛の測定に加え、頻繁に私の血圧もチェックしてました。

何だかんだですでに午前9時~10時辺り。少量のピトシンと呼ばれる陣痛促進剤が点滴から投与され、子宮の開き具合は8cm程までに。病院から旦那に朝食、私には水分が支給されました。食べ終わった頃からやっと二人とも眠りにつきだす。めちゃくちゃ長い夜だったのと、疲れからゆっくりとお休みモード。

ラスト・エピソード

午後12時頃だったかな?かれこれ病院到着から6時間が経過。アリソンがNSTのセンサーの位置を修正しに部屋に戻ってきました。どうやらセンサーが良くズレるのと、赤ちゃんの動きを活性化させるために私の体の位置を変える為、これ以前にも何度か確認しに来てました。

追加の麻酔を入れてなかったせいか、この頃には下の方に何か変な感覚を覚えていたんですよね。何か引っかかっている様な感覚。

アリソンが、私の体の位置を変える前にもう一度子宮確認しよう。とチェックしたと同時に、

「オーマイ!」

赤ちゃんの頭がもうすでに少し顔を出していて、プッシュ出来る状態である事を教えてくれましたw 旦那もどうなっているか見せてもらい、確認済み。これだわ!何か引っかかってる感覚は、赤ちゃんの頭だったww この時点でアリソンは私の産婦人科の主治医に出産に参加する様伝え、その間にプッシュの仕方を教えてくれました。プッシュって下半身あんま感覚ないからどんなものやらと。

1回の陣痛の後にプッシュ!を3回繰り返す。Push like when you poop 笑

何とか言われた通りにプッシュする事は出来たが、なんせ陣痛の感覚が鈍っている為半信半疑w 3回ほどプッシュをしたところで、アリソンからストップの合図が。うまい事プッシュし過ぎた様で、ドクターが来るまでちょっとそのまま待機してて。と言われましたw その後ドクターが部屋に到着し、2回程さらにプッシュしたところで、赤ちゃんの頭が出きり、ドクターがそのまま引っ張り出しました。アリソンから出生時間のコールが。

「2020年10月17日(土)、午後12時57分」

赤ちゃんが出てすぐ、ドクターは赤ちゃんの口に残った液体を吸い出し、Here we go! 初めて息子の声を聞くことが出来ました💛おぎゃーと言うよりおにゃーと聞こえる泣き声w カワユス💛 ナースが赤ちゃんを洗い、身体測定等をしている様子を旦那は傍で見ている一方、ドクターは私の出産によって切れた箇所を縫ってくれました。チクチクと何か感じる。実際、この時初めて麻酔を足そうか悩んだ程w やらなかったけどw

最後に

全てが終わるとナースは赤ちゃんを私の元へ連れてきてくれました。ここで数時間ほどプライバシーをくれ、Skin to Skinの時間です。肌と肌で触れ合う事で色々と医学的に良い効果があるらしい。その時間が終わると産後の部屋へ案内されました。運よく患者用のベッドが2つある部屋で、旦那もゆっくり2泊寝れた様子です。もちろん赤ちゃんと3時間ごとに入ってくるナースに起こされるのを除いてですがw 

満38週間、39週間目と0日で妊娠生活は幕を閉じました。結論から言うと、つわりも全く酷く無く、苦では無かったかな?どちらかと言うと、コロナのお陰と言うか、最後の妊娠生活7か月間は家からの仕事でもあったので、とても楽でした。そんなこんなだった、初の出産体験、これにて完結したいと思います!

Thank you for your support 💛

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